西洋なし品種紹介
オーロラ
来歴 1964年、ニューヨーク州立農業試験場で育成した、マルゲリット・マリーラとバートレットとの交雑品種。日本には1983年に果樹試験場が導入した。
収穫期 9月上旬(上山市)
果実品質 果形は短びん形で、果重は300グラム、果実全面は薄いサビに覆われ、果皮色は、褐色、地色は黄緑色である。果肉はち密で多汁、香りよく、食味は濃厚である。糖度は14〜15%、酸度0.20%。
早生品種のなかでの食味ははダントツで、注目の品種である。
その他 樹勢は強く、中・短果枝の着生が少なくない。枝は、細かく長く伸び、枝が垂れるので立木より棚仕立てに向く。隔年結果しやすく、収量性はやや少。干ばつに弱く、葉焼けの発生がやや多い。
ちょっと一言 この品種は、当産地(上山)が全国で最も早く(1987年)品質の良さを見いだし、導入・栽培を始めた品種です。なめらかな舌触りと甘さが自慢で、今、最も注目される品種です。是非一度ご賞味ください。