西洋なし品種紹介 |
バートレット |
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来歴 |
1770年、イギリスのステァ氏が野生なしから発見、ウイリアムズといわれていた。その後アメリカに渡り、1817年マサチューセッツ州のバートレット氏がこの品種に彼自身の名前をつけて出すようになった。 |
収穫期 |
8月下旬〜9月上旬(上山市) |
果実品質 |
果形はびん形で果重は250〜300グラム程度、玉ぞろいはよい。果皮は薄く、表面は滑らかで、果皮色は黄緑色で追熟すると黄ばみ、可食期がわかりやすい。果肉はきめ細かく、ち密で舌ざわりよく、多汁で特有の芳香があり、糖度12〜13%、酸度0.3〜0.4%で食味は淡泊である。生食、加工両面に適している。 |
その他 |
樹勢が強く、樹姿は直立性である。枝は軟らかく下垂しやすい。栽培は容易である。枝変わりに、マックス・レッド・バートレットがあり、バートレットより7日程度収穫が遅れ、追熟時は朱赤色になる。葉焼けの発生は少ないが、くぼみ果病の保毒率が高い。隔年結果はなく豊産性で、収量性は多い。葉焼けの発生が多く、石なし、しり腐れが発生しやすい。 |
ちょっと一言 |
西洋なしの品種の中で、当地から収穫されるトップバッター。最も古くから栽培されている品種で、西洋なしといえばこの品種というオールドファンも多い。ちょっと酸味があるのが特徴です。 |