西洋なし品種紹介
マルゲリット・
マリーラ
来歴 1874年、フランスのマリーラ氏によって発見された偶発実生で、3倍体である。
収穫期 9月中旬(上山市)
果実品質 果形は長びん形で、果重は500〜600グラムで大果。果皮は淡黄色で追熟すると黄金色になる。果肉は繊維質が残るが、多汁で砂糖に似た甘味が多く酸味が少ない。糖度13〜14%、酸度0.10〜15%。ややじゃ香臭がする。
その他 樹勢は中、枝の発生が少なく、花粉も少ない。日持ちが短く追熟はやや不ぞろいである。早取りは糖度低く果肉が硬く、遅どりは粉質化しやすい。フォモシプス菌による尻腐れが多い。
ちょっと一言 西洋なしの中で、最も大きくなる品種で、大きいものは1kg以上にもなります。さっぱりとした舌触りで、マルゲファンも増えています。