平棚無袋栽培ラ・フランスこだわり

太陽がいっぱい 平棚仕立て・無袋栽培    JAやまがた南部営農センター管内の栽培法
■太陽の光を均一にまんべんなく浴び、すべてが甘く香り高い果実に育ちます。
■収穫量も少なくこだわりをもって育て、すべてが限定品です。
平棚仕立てとは、針金等で平棚を張り、そこにラ・フランスの枝の一本一本を丁寧に誘引(結ぶ)し、樹全体のバランスと、一つ一つの果実に太陽光線が充分あたるように枝を整えた栽培法です。棚上に発生する徒長枝は、こまめにかきとるため園地は明るくすべての果実に充分に栄養が行きわたり、甘い果実が生産できます。
無袋栽培とは、字のとおり果実に袋をかけない栽培法です。太陽の恵みがいっぱい
です。逆に有袋栽培は、果実に袋をかぶせる栽培法で、果実はきれいですが味はどうでしょう?私たち、JAやまがた南部営農センター管内の西洋梨部では、全員が平棚仕立て無袋栽培にこだわりをもち生産に取り組んでおります。
細やかな栽培管理が行われます。(その中の、一部を紹介します。)
@花の咲く前から、余分な花(つぼみ)を摘み取り、残された花に十分な養分が行き渡るよう摘蕾・
摘花作業を行います。この作業を行うことにより、果実は早い時期から大きく育ち、果肉は緻密で滑らかな舌ざわりとなります。
A棚上に発生する余分な枝は、果実に降注がれる太陽の恵みを遮るため、細めにかきとります。
B果実数は、1u当り10個程度に制限し余分な果実は摘果します。
C収穫時期は、果実の糖度、酸味、硬さ、でんぷんの含有量などの品質調査が行われ、決定されます。
土壌の管理は、良質な有機質(完熟堆肥、ぼかし肥料等)を使用するとともに、JAやまがたオリジナル肥料などを施し良質な土づくりを進めております。
    JAやまがた
フルーツ有機
ぼかしの大将
   
棚仕立て・無袋で栽培されたラ・フランスは、果実が大きく、太陽光線を十分に浴びるため、果実表面はやや黄ばみ、サビ(日焼け)があるのが特徴です。他の青々としてきれいなラ・フランスに比べれば、美人ではありませんが、蔵王山麓にそそぐ太陽の恵みがいっぱいで、とても甘く、高貴な香りを含み、ラ・フランスのなかでも≪限定品≫です。自然仕立てに比べ、手間や経費がかかり、収穫される量も少なくなりますが、美味しさを追求した自慢できる果実です。
 食べごろはいつ!